イノシシ等獣害防護柵設置作業について

 近年、私達の住む松代にも遊休農地・耕作放棄地が拡大し、それらを隠れ家にイノシシ・シカ・ハクビシン・クマ・サルなどが出没し、農家が大切に育てた野菜や果樹を食い荒らす被害が多発しています。出没は観光地松代の住宅街にまで及び人身被害の恐れも懸念されています。
 そんな中、松代地区住民自治協議会では、最初の対策として松代全域の山裾にイノシシ等の獣害防護柵を設置することとしています。昨年は、国の交付金事業を取り入れ、千曲市境の岩野地域から清野・西条地域の山裾約12.5キロメートルを地域の区長をはじめとする住民の皆様のお力で設置することができました。ここにお力をお貸しいただいた皆様にあらためて敬意を表します。防護柵設置後の状況をみますと設置方法のあり方等から一部破られたところもありましたが、今後十分検証し、完全なものに近付けていきたいと考えています。
 さて、本年もひき続き国の交付金の交付が予定されています。この交付金は、昨年同様“防護柵の資材費は全額国庫負担とするが、設置は地元住民が施工すること”が条件となっています。また、諸費用として若干の地元負担があります。今年度の防護柵の設置地域は、豊栄・西条(欠)・東条・寺尾地域を予定しています。設置作業に参加いただく対象区につきましては、施工区域、施工日程、施工方法および住民拠出金等の詳細について、今後、地元行政区長または字区長からご説明を申し上げますのでよろしくご承知おき下さい。安全・安心して暮らせる、そして元気な松代づくりのために、松代地区全住民の皆様のご理解とご協力を是非ともお願い致します。