バス代替と鉄路を考える地域住民の集いが終了しました!

 去る平成23年10月30日大室団地自治会主催のバス代替と鉄路を考える住民の集いが開催されました。その後、住民自治協議会では、屋代線廃止後のバス代替(案)の現況報告および屋代線の鉄路を存続させる取り組みの必要性・重要性を多くの皆様に理解していただくため、平成23年11月18日から12月17日までの間に、松代地区全地区で地域住民の集いを開催致しました。平日を含め午後6時30分からの開催でありましたが、午後9時頃まで激論を交わす会場もありました。
 今回の集会を教訓に、情報提供と同時に住民の皆様の具体的な提案等を求めてまいりたいと思います。また、長野駅-松代駅間のLRT路線の実現と同時に、新設LRT路線の車両基地として、また整備を担う重要拠点として活用した河東線(屋代線)の復活整備ができればと存じます。住民の皆様の熱意とあきらめない想いが実現の可能性の原動力であります。今後も皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。
 以下に、地域住民の集いで出された主な意見・質問を掲載致します。


バス代替に対する意見

・403号線は大型車も多く走っている。過去に児童・高齢者の死亡事故が何件も発生している。安全対策をしっかりやってほしい。道路改良を最優先課題で取り組んでほしい。
・バスの停留所には待合所がない。交通量が多く歩道がない道路上でバスを待つこととなるが、雨・雪・風等の場合は大変である。乗客の立場に立った利便性・安全性を確保してほしい。
・定時性、速達性、運賃について。
・高校生の利便性を優先すべき。
・障害者用バスの問題。
・しなの鉄道との接続の改善 等々。


長野電鉄屋代線に対する意見

・屋代線は絶対残してほしかった。
・廃止を安易に考えすぎていないか。
・子供たちのためには須坂駅-屋代駅間は大切な路線である。乗らないから無くなるのであるが、高校生等どうしても必要な人がいることを理解すべき。
・新幹線上田駅-屋代駅からの乗り入れを重視してほしかった。
・鉄路は残し、現施設を利活用する。観光路線として観光用のトロッコ列車を運行したらどうか。
・鉄路がなくなると松代は陸の孤島になってしまう。なんとか継続してほしい。
・利用しない屋代線を残す意味があるのか 等々。


LRT構想に対する意見・質問

・LRTを是非実現してほしい(同意見多数あり)
・LRTは松代の観光面でも大きな効果が期待される。LRTと並行して松代のまちおこしを考えるべき。
・屋代線の存続問題とLRTとの関連性。
・LRTの実現の可能性。
・LRTの投資費用について。
・地元負担の問題について 等々。


その他の意見

・今回のような集会をもっと早く開いて問題提起すべき。情報提供不足である。取り組みが後追いである。
素早い取り組みをすべき。
・住民の関心が薄い。集会の出席者が少ない。特に若い人の参加が少ない。
・集会の結果を住民に伝え、松代全体の取り組みとして盛り上げるべき。
・廃止バス代替となった段階で、駅舎およびトイレ・水道等の管理をきちんとしてほしい。
・長野市長は松代・河東地区を見捨てたのか。
・CO2削減が叫ばれている今日、住民自治協議会が率先して取り組むことの意義は大きい 等々。